第13回広島国際アニメーションフェスティバル

広島で国際的に有名なアニメーションの映画祭が開催されているのをご存知でしょうか?

広島国際アニメーションフェスティバルは、二年に一度開催されるアニメーションに特化した映画祭です。世界中から優秀な作品が集められ、優劣を競うコンペティションやワークショップ、作品に使用された画や道具の展示、レクチャー、また夜のパーティなどなど、たくさんの優秀作品を視聴でき、また海外のアニメーション作家やアニメーションファンたちと交流を深めることのできるお祭りです。今回で13回目の大会となりました。

会場は、広島市の原爆ドームの近くにあるアステールプラザで毎年開催されています。筆者(森田)にとっては、この場所は非常に見慣れた場所となってしまいました。

マスコットキャラクターのラッピーです。以前はこのラッピーが会場を歩いたりして楽しませてくれていたのですが、今年は新しいラッピーができて、このラッピーは会場入り口でずっと座ってました。ご隠居生活といったところでしょうか。

会場に入ってすぐのところでは、アニメーション関係のクラスやコースを持つ大学・専門学校、またアニメーション関連の団体がブースを構えています。ここは、関係者がたくさんいたりするので結構面白い情報が聞けたりするのです。ちなみに、今年は成安のブースは出してませんでした。検討はしていたんですけどね。ま、また今度。

アステールプラザの2階フロアです。ここがメインの場所になります。メインイベントが開催されている大ホールをはじめ、中ホール、小ホールで上映やレクチャーが行われます。また、ロビーでは、さまざまなグッズの販売がされているのですが、この売店は非常にレアなものが見つかる場所でもあります。他では手に入りにくいもの、日本だと買えないものなどが並べられているので、僕はかなり丁寧にチェックするのが常となっております。

今回、大学の業務と日程が重なってしまったため、最後の2日間しか参加できませんでした。その2日間の中で楽しみにしていたプログラムのひとつが小ホールで行われた『ライカ セミナー「コララインとボタンの魔女」メイキング&マーケティング』です。日本で今年公開された劇場人形アニメ映画「コララインとボタンの魔女」は、造形やアニメの動きがすばらしく、制作したライカがセミナーをやるというので、これだけは見なければと思ってました。特に驚いたのが、登場人物たちの表情が非常に豊かなところです。あまりに繊細に表情が動くので、人形アニメであることを忘れそうになります。その辺の秘密が明かされるのでは…!

その答えは3DCGと立体プリンターを活用することでした。膨大な数の表情バリエーションを作ってしまうことで、その繊細な表情を可能にしているのです。あまりにも細かい動きをしているので、たぶん、そうだろうなとは思っていたのですが。顔パーツを頻繁に付け替えする必要があるので、磁石で付け外しができるようにしているそうです。

講演が終了し、持参されていたコララインの人形の撮影が許可されました。群がるアニメファンの図(↑)。かじりつきでずっと撮ってる人とかいて、ぜんぜん撮影できませんでした(笑)

全身の写真。非常によくできています。顔はパーツが分かれていて線がはいっているのですが、それは後で修正して消します。

ライカの次回作はもうスタートしているようですが、あと1〜2週間ほどでその発表が行われるみたいです。楽しみです。

撮影ができないので、写真はありませんが、メインイベントはコンペティションです。世界中からアニメーション作品が集められ、国際審査員がいくつかの賞を決めていきます。

上の写真は、授賞式の様子です。壇上に立っているのは、グランプリを受賞した「アングリー・マン」のアニータ・キリ(ノルウェー)さんです。

コンペティションの結果は、広島国際アニメーションフェスティバルの公式WEBサイトで発表されています。

第13回広島国際アニメーションフェスティバル 受賞作品

  • 【グランプリ】 アングリー・マン (ノルウェー)
  • 【ヒロシマ賞】 ダイバーズ・イン・ザ・レイン (エストニア)
  • 【デビュー賞】 ファミリー・ポートレイト (イギリス)
  • 【木下蓮三賞】 ビデオゲーム・ア・ループ・エクスペリメント (イタリア)
  • 【観客賞】 ジ・エンプロイメント (アルゼンチン)
  • 【国際審査員特別賞】
    • ロスト・アンド・ファウンド (イギリス)
    • ムトー (イタリア)
    • リップセットの日記 (カナダ)
    • 翼とオール (ラトビア)
    • ラテラリウス (スイス)
    • 冬至 (中国)
  • 【優秀賞】
    • ミクスド・バッグ (スイス)
    • キッチン・ディメンションズ (エストニア)
    • 鵜飼 (アメリカ)
    • 坊やと野獣 (ドイツ)
    • 仕立屋の娘 (オーストラリア)
    • ハンド・ソープ (日本)

次の大会は2年後です! 皆さん、2年後のために旅費をためよう!

  • seian
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