2009年5月 ICP Infinity Awards 2009

5月12日にInternational Center of PhotographyのInfinity Awards 2009の授賞式がNew YorkのPier Sixtyで行われました。
私が2004年に受賞したYoung Photographer賞を友人の志賀理江子さんが受賞!授賞式にご招待いただき出席してきました。授賞式では5年前に違う部門で受賞したアーティストにも久々に出会うことができ、当時を思いだしながら幸せな気分で志賀さんのスピーチを耳にしていました。
賞をいただいた当時は英語もほとんど話せず、まさかNYに住むことになるとは思ってもみませんでした。しかし英語は話せずとも作品が評価され受け入れられていることを実感していたことは覚えています。
アメリカで作品を発表しようとアジア、ヨーロッパで発表しようと、見ている人はずっと成長を、作品を見守ってくれています。ヨーロッパからもアジアからも世界中から人が集まるNew Yorkだからこそそう感じるのかもしれません。
志賀さんは私と同じく木村伊兵衛写真賞も受賞、国内外ともに同じ雑誌に掲載されることも増えてきた去年の秋に東京都写真美術館でのグループ展でも一緒になりました。作家というのはもちろん考え方も価値観もそれぞれ。志賀さんと私もとても似ているところもあれば、全く違うところもたくさんあります。だからこそ、その違いから私は志賀さんから多くを学ぶことができます。
私は成安在学中、クラスメイトはライバルではないと教えられました。もちろん時には良きライバルかもしれません。でも同じ作家として刺激し合い、高め合い、時には助け合う仲間であるということを学びました。卒業して先生という立場になってから感じたのは、周りをライバル視しすぎる学生はあまり伸びないということ、クラスメイトと助け合い友人の成功を喜べる学生、素直に柔軟に話を聞くことができる学生はよく伸びるし成長が早いことに気がつきました。そして成安在学中に身に付いたまわりはライバルではないという考え方が卒業してからの私にとても良い影響を与えてくれていることは確かです。

(text・photo/澤田知子)

澤田 知子
フォトアーティスト、成安造形大学2000年卒。
現在、文化庁在外研修員としてニューヨーク在住。
第29回木村伊兵衛賞受賞。
セルフポートレートの手法で「内面と外見の関係」をテーマに作品を制作し、国内外で発表している。

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