2009年4月

2009-04
いま世界の色々なところでアートフェアが行われています。去年の秋からは景気も影響してかキャンセルになったフェアもあったようですが、ほとんどのフェアは来客数が伸びていると耳にします。
アートフェアというのは、画廊や出版社等が自らのブースを持ち、そのブースの中で画廊が取り扱っている作家等の作品を販売します。お客さんはコレクターはもちろんですが、キュレーターやアートを学んでいる学生、アート好きの人から家族連れまで様々です。3月のNYは(コンテンポラリーアートの)アートフェアがもっとも多い月だと思います。秋にもアートフェアがいくつか開かれますが、有名なフェアは3月に集中しています。フェアの内容にもよりますが、いま人気がある作家の作品から長く人気を保っている作家の作品、そして新人の作品等を幅広く見ることが出来ます。そして美術館では見ないような作品を見れるチャンスがあるのもフェアの面白いところです。フェアによっては写真だけ、絵だけ、と何か1つのメディアに限って行われることもありますが、ごちゃまぜに様々な作品が展示されていることもあります。作品はとても高価なものもあれば、意外と多くの人の手に届くであろう値段がついていることもあります。はじめてフェアに行った時には値段を見てその高さにも低さにも驚いたものです。日本ではあまり作品を購入して家に飾るという習慣が無いように思いますが、NYで友人宅へ伺うと、有名であるなしは関係なく何かしら飾っている部屋をよく目にします。友人の中には私の作品をコレクションしてくれている人もいて、食事会のときに私の作品の話が話題に上ることも。
日本でも東京アートフェアが4月に行われました。すごしやすい春と秋に集中するのはフェアも注目の展覧会も同じですね。日本でもこれから展覧会がどんどん開かれるのではと思います。お花見の次はアート見物でもいかがでしょう!?
(text・photo/澤田知子)
澤田 知子
フォトアーティスト、成安造形大学2000年卒。
現在、文化庁在外研修員としてニューヨーク在住。
第29回木村伊兵衛賞受賞。
セルフポートレートの手法で「内面と外見の関係」をテーマに作品を制作し、国内外で発表している。

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