RogueとJNetHack

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コンピュータRPGの元祖的存在『Rogue (ローグ)』を紹介します。

トルネコの大冒険風来のシレンポケモン不思議のダンジョンチョコボの不思議のダンジョンなどでお馴染みのプレイする度に変化するダンジョン、ローグは何度でも楽しめる!ゲームなのです。これらのゲームは、よく「ローグライク」ゲームと呼ばれています。そのローグがこのゲームなのです。やってみれば、すぐわかりますが、トルネコやシレンは、ほぼローグそのものなのです。グラフィックがリッチになっただけといっても差し支えありません。

ローグ (Rogue) は、ダンジョン探索型のコンピュータRPGで、その初版が公表されたのは1981年。アメリカのカリフォルニア大学で作られたそうです。同年に同じくRPGの古典的名作ウィザードリィが発売、ウルティマはその2年前の1979年。当時はまだコンピュータで絵を表示するのは大変だった時代です。各家庭にパソコンがあるような状態ではありませんでした。コンピュータといえば、大学とか企業などにしかないような時代です。1981年の出来事をまとめたサイト。ポートピア’81開催、キャプテン翼、キャッツ・アイ、タッチ、Dr.スランプなどが連載開始、のび太の宇宙開拓史が公開、僕は小学2年生(いろいろと懐かしすぎる…)。

Alto

Alto (1973)

Apple II

Apple II (1977)

Lisa

Lisa (1983)

Alto」っていう最初期のパソコンが1973年、Macの元祖「Apple II」が1977年、「Lisa」というパソコンが1983年に出ています。これらは、コンピュータ愛好家のためにつくられたコンピュータで、小さく個人でも購入可能なものとして開発されました。特にApple IIは有名なパソコンで、グラフィックなども使うことができたのです。(今のものとは比べ物にならないですが)

ローグが開発されたのはそんな時代です。ちなみにファミリーコンピュータが発売開始されたのは1983年です。こうやって考えるとファミコンは偉大ですね。

文字や記号だけで…

ゲーム画面が作られています。 しかし、文字や記号のみで表現されているからこそ、カッコイイ!!
主人公(自分)は「@」で表現されています。敵は「B」などのアルファベット、落ちている武器や鎧、食料などは記号です。
現在、発売されているゲームは非常に凝ったグラフィックが使われているので、ローグの画面を見ると面白くなさそうにみえるかもしれませんが、そんなことはありません。やっているうちに、想像力がかきたてられて文字や記号に命が宿り出してくるのです。ヒトは足りないものを補完する能力があります。全て与えられてしまっては想像力が活用されません。勝手な推測ですが、想像力をフルに稼働させているときは、脳内麻薬がドバドバでてるような気がします。つまり、面白いということです。

ゲームは、新しいから面白い、古いから面白くないとは一概に言えません。 ローグはそのことを端的に教えてくれる非常にいい作品だと思います。現在、トルネコ、シレン、ポケモン、チョコボなどの不思議のダンジョンシリーズは人気作となっています。グラフィックは変わっていますが、ゲームシステムはほとんど一緒なのです。面白いものは時代を経ても面白い。ゲーム関係の仕事をしたいという人には絶対知っててほしい作品です。

シンプルで必然性を備えた形は美しいです。

ゲームのダウンロード先

現在、以下のサイトで配布されているようです。他にもあるかしれません。

他にもiPhoneやPalm用のものも作られているようです。

解説・攻略

遊び方は簡単なんですが、とっつきにくいと思うので、操作方法や簡単な攻略法を知ってた方がいいかもしれません。こちらのサイトは、詳しく解説されてるので、一度覗いてみてください。

操作方法はWikipediaのページにもわかりやすくまとめてありますが、ゲーム中に「?」を入力するとヘルプが表示されます。(マニュアルをPDFにまとめてみました:Rogue_manual.pdf

戦闘すると体力が減ります。体力が0になったら死亡です。戦闘せずに歩いていると体力は回復しますが、歩くとお腹が減ります。お腹が減りすぎると餓死します。Rogueは食料をいかにうまく使うかが肝です。無駄に歩き回りすぎると食料が尽きて餓死します。

ローグライク

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ローグが公表されて、人気になりました。 ローグは改変することを認めていたので、改造版ローグがたくさん作られました。それらの改造版ローグがローグライクと呼ばれるゲームなのです。トルネコやシレンも改造版ローグです。

ローグライクの中で、日本語化された完成度の高いものにJNetHackがあります。これは、NetHackの日本語版です。NetHackはRogueをさらに拡張したもので、コマンドなどもかなり増えてます。どこで使うのかわかりませんが、「床のほこりに文字を書く」というコマンドまで用意されています。

名前、職業、種族、性別などを決めることができ、それぞれ特性があります。アイテムや仕掛けなども増えており、より複雑で面白くなってます。さらにペットをお供につれて探検することができます。ペットは一緒に戦ってくれるかわいいやつです。

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JNetHackは、グラフィックのついたバージョンも作成されています。個人的には、それだと、このゲームの魅力が半減してるように思えてしまうのですが…。でもグラフィック版は、記号じゃないので見た目ですぐわかるのがいいところですね。

非常によくできてるので、もしかしたらRogueよりもJNetHackから始めた方がいいかもしれませんね。ちなみに、僕はJNetHackでローグライクを知りました。はじめてプレイした時は非常に衝撃的でしたね。絵がなくても、音がなくても、ゲームはこんなに楽しいんだ!って。 まだの人にも同じ感動を味わって欲しいなー。

解説テキスト『恐怖の迷宮への招待(NetHack ガイドブック)』日本語HTML版。ゲームプログラムに同梱されているものをWEBページ用に綺麗に整形されているので非常に見やすいです。さらに、初心者向け解説『猿でもできるJNetHack』。こちらを見てからプレイを始めるとスムースにゲームに入れると思います。

(ひさしぶりにJNetHackやってみた。倒したモンスターの肉を食ったら腐っていて、食中毒で死にました…)

他のローグライクはこちらで紹介されてます。すごい数のタイトル数です。フリーゲームの中で日本語化されてるタイトルも多いので、いろいろやってみるのもいいですね。

森田 健(講師)

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